【カンブリア宮殿】富士フィルムのチェキはなぜ品薄?再ブームの理由!

『カンブリア宮殿』で紹介されたチェキのフィルムが品薄になっている理由や、世界的な人気と再ブームの背景を解説するアイキャッチ画像。ピンク色のインスタントカメラと写真フィルム、地球儀を配置し、光沢を抑えたマットな質感と落ち着いたセピア調で、シックでおしゃれな雰囲気に仕上げている。 芸能・エンタメ

2026年10月29日(木)放送の『カンブリア宮殿』では、富士フイルムの成長戦略が紹介されます。

その中でも注目されているのが、インスタントカメラの「チェキ」です。

1998年に発売されたチェキですが、実は一度、売り上げが大きく落ち込んだ時期がありました。

ところが現在では、世界100カ国以上で展開される人気商品に成長しています。

しかも、世界的な需要の拡大によって、フィルムの生産が追いつかないほどの人気なんです。

スマホで簡単に写真が撮れる時代なのに、なぜチェキがこれほど売れているのでしょうか?

また、フィルムの品薄はいつまで続くのかも気になりますよね。

今回は、チェキのフィルムが品薄になっている理由や、世界的な再ブームの背景、日本の推し活との関係について調べてみました。

チェキのフィルムはなぜ品薄になっている?

チェキのフィルムが品薄になっている最大の理由は、世界的な需要の増加に生産能力が追いついていないためです。

富士フイルムによると、チェキは現在、世界100カ国以上で展開されています。

2024年度末には、チェキシリーズの世界累計販売台数が1億台を突破しました。

さらに、2025年度の売上高は2,000億円に達し、5期連続で過去最高を更新しています。

一度は人気が落ち込んだチェキが、ここまで成長したというのは驚きですよね。

ただ、これだけ売れているなら、フィルムをもっと作ればいいのでは?と思う方もいるかもしれません。

実は、チェキのフィルムには簡単に増産できない事情があるんです。

チェキのフィルムは簡単に増産できない?

チェキのフィルムには、富士フイルムが長年培ってきた銀塩写真の技術が使われています。

一般的な印刷用紙とは異なり、薄いフィルムの中には複数の層が組み込まれています。

実は、チェキのフィルムは18層もの構造になっているんです。

撮影した写真が約90秒かけて徐々に浮かび上がってくるのも、この技術によるものです。

そのため、需要が増えたからといって、すぐに大量生産できるわけではありません。

生産ラインを増やすには、新しい設備の導入や調整が必要になります。

富士フイルムは2022年以降、フィルムの生産設備への投資を継続してきました。

それでも世界的な需要が拡大しているため、さらなる増産が必要になっているのです。

チェキのフィルム品薄はいつ解消する?

フィルムを買いたい人にとって、気になるのは「いつになったら普通に買えるの?」ということですよね。

富士フイルムは2026年10月20日、チェキのフィルム生産設備を増強すると発表しました。

今回の設備投資額は約30億円です。

神奈川県南足柄市にある足柄サイトの設備を増強し、世界的な需要の拡大に対応する計画となっています。

発表された主な内容は次のとおりです。

  • 設備投資額:約30億円
  • 2027年春:新設備が順次稼働
  • 2028年春:フル稼働予定
  • 生産能力:2026年度比で約20%向上

さらに、2022年度と比較すると、2028年春のフル稼働後には生産能力が約70%増える見込みです。

これだけ増産されれば、品薄も解消されるのでしょうか?

ただし、2028年春に必ず品薄が解消するというわけではありません。

今後も世界的な需要が増え続ければ、供給が追いつくまでに時間がかかる可能性があります。

2026年10月28日時点では、品薄が完全に解消する時期について、具体的な発表はありません。

増産計画が進んでいるのはうれしいニュースですが、安定して購入できるようになるには、もう少し時間が必要かもしれませんね。

チェキはなぜ世界中で再ブームになった?

チェキは1998年に発売され、当初は若い女性を中心に人気を集めました。

しかし、その後はデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及によって、販売が落ち込んでいきます。

それでも富士フイルムは、チェキの商品開発を続けてきました。

現在では、従来のインスタントカメラに加えて、デジタル技術を組み合わせたモデルやスマホ用プリンターなど、商品も充実しています。

では、スマホで何枚でも写真が撮れる時代に、なぜチェキが再び人気になったのでしょうか?

調べてみると、スマホにはないチェキならではの魅力が見えてきました。

スマホにはない「写真を手渡す楽しさ」

チェキの大きな魅力は、撮影した写真をその場でプリントできることです。

友人や恋人、家族と撮影した写真を、その場でプレゼントすることもできます。

スマホなら写真を何枚でも撮影して保存できますが、チェキは実際に手に取れる一枚として残せるのが特徴です。

写真を部屋に飾ったり、手帳に挟んだり、大切な人にプレゼントしたり。

スマホで写真を送り合うのも便利ですが、実際に写真を手渡すのは、また違ったうれしさがありそうですよね。

富士フイルムも、チェキを写真を通じたコミュニケーションを楽しめるブランドとして展開しています。

写真を撮ることだけでなく、その後の楽しみ方まで広がっているのがチェキの魅力なのでしょう。

アナログならではの特別感

チェキは、撮影した写真が徐々に浮かび上がってくるところも魅力です。

スマホのように撮影直後に完成した画像を見るのではなく、写真が現れるまでの時間も楽しめます。

また、従来のアナログタイプのチェキは、撮影した一瞬をそのままプリントして残せるのが特徴です。

何度でも撮り直せるスマホとは違い、偶然の表情や、その場の雰囲気も思い出になります。

少しピントがずれていたり、思いがけない表情で写っていたり。

そんな一枚も、後から見返せば楽しい思い出になるかもしれません。

デジタルに慣れた世代にとって、こうしたアナログの体験が新鮮に感じられることも、人気の理由の一つと考えられます。

海外でも写真を楽しむ文化が広がっている

チェキは日本だけでなく、海外でも人気を集めています。

友人や家族との撮影はもちろん、イベントやエンターテインメント、ファンコミュニティーなど、さまざまな場面で活用されています。

撮影した写真をその場で手渡したり、思い出として持ち歩いたり。

さらに、プリントした写真をSNSで共有するなど、アナログとデジタルを組み合わせた楽しみ方もあります。

スマホが普及したからチェキが必要なくなったのではなく、スマホがある時代だからこそ、プリントする楽しさが注目されているのかもしれませんね。

日本ではチェキが推し活でも人気!その理由とは?

日本でチェキの人気を支えているものの一つが「推し活」です。

地下アイドルやライブアイドルのイベントでは、好きなメンバーと一緒にチェキを撮影する特典会が行われることもあります。

また、好きなアイドルやキャラクターの写真をチェキプリントにして持ち歩くなど、楽しみ方も広がっています。

推し活をしている人にとって、チェキは単なる写真以上の存在なのかもしれません。

チェキにすると「推しに触れられる」?

2026年10月26日に公開された『推しタイムズ』のインタビューでは、富士フイルムの担当者がチェキと推し活の関係について語っています。

その中で印象的だったのが、ユーザーから聞いたという言葉です。

それが、

「推しに触れられるから」

というもの。

スマホの中にある写真は、画面を通して見るものです。

一方、チェキはプリントした写真を実際に手に取ることができます。

好きなアイドルの写真をバッグに入れて持ち歩いたり、部屋に飾ったり。

いつでも手元に置いておけることで、推しをより身近に感じられるのかもしれません。

富士フイルムの担当者も、ユーザーからこの言葉を聞いたときには驚いたそうです。

チェキの魅力は、写真を残すことだけではないんですね。

好きな人や大切なものを、形としてそばに置いておけること。

これも、チェキが推し活で支持される理由の一つになっているようです。

チェキはなぜ海外でも人気?日本の推し活との違いは?

ここで気になるのが、チェキの世界的な人気も、日本の推し活がきっかけなのでしょうか?

実は、チェキの人気は推し活だけで説明できるものではありません。

日本ではアイドルの特典会などで活用されていますが、海外を含めた世界各地では、友人や家族との撮影、写真のプレゼント、イベントなど、幅広い場面で利用されています。

もちろん、海外にも好きなアーティストを応援するファン文化があります。

ただ、チェキの世界的な需要拡大には、推し活だけでなく、さまざまな楽しみ方が関係しているのです。

使い方は違っても、「大切な一枚を手元に残したい」という気持ちは共通しているのかもしれませんね。

チェキの売上高が2,000億円に!富士フイルムの戦略とは?

2026年10月29日放送の『カンブリア宮殿』には、富士フイルムホールディングスの後藤禎一社長が出演します。

番組公式サイトでは、チェキが2,000億円規模の売上高を生み出す商品に成長したことが紹介されています。

写真フィルム市場が縮小する中で、なぜチェキはこれほど成長できたのでしょうか?

その背景にあるのが、富士フイルムの商品開発と事業戦略です。

同社は、写真フィルムで培った技術を生かしながら、時代に合わせてチェキを進化させてきました。

アナログタイプだけでなく、デジタル技術を組み合わせたモデルやスマホ用プリンターなど、利用者の楽しみ方に合わせて商品を展開しています。

さらに、写真事業で培った技術を応用し、医療機器や半導体材料、化粧品など、さまざまな分野にも進出してきました。

興味深いのは、写真フィルム市場が縮小しても、写真事業そのものを手放さなかったことです。

後藤社長は、番組公式予告で「写真事業は捨てない」という考えを示しています。

かつて主力だった写真フィルム市場が縮小するという大きな危機を経験した富士フイルム。

それでも技術を守りながら新しい価値を生み出してきたことが、現在の成長につながっているのでしょう。

10月29日の放送では、チェキの再ブームを支える戦略にも注目したいですね。

まとめ

今回は、チェキのフィルムが品薄になっている理由や、世界的な再ブームの背景について紹介しました。

チェキのフィルムが品薄になっている最大の理由は、世界的な需要の拡大に生産能力が追いついていないことです。

富士フイルムは約30億円を投じて生産設備を増強し、2028年春のフル稼働を目指しています。

ただし、品薄が完全に解消する時期については、まだ具体的な発表はありません。

また、チェキが再び人気になった背景には、スマホとは違った写真の楽しみ方があります。

撮影した写真を手元に残せることや、その場で誰かにプレゼントできること。

日本では推し活にも活用され、好きなアイドルを身近に感じられるアイテムとしても親しまれています。

一度は販売が落ち込んだチェキが、今では売上高2,000億円規模に成長したというのも興味深いですね。

スマホで何でもできる時代だからこそ、形に残る写真の価値が見直されているのかもしれません。

10月29日の『カンブリア宮殿』では、富士フイルムの成長戦略が紹介されます。

後藤禎一社長が語る写真事業への思いや、チェキの人気を支える取り組みにも注目したいと思います。

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